2012年7月18日水曜日

デザイナーがクライアントとのコミュニケーションで困ること

某大学医学部のシンポジウムポスターを作っています。
何回も先方とやりとりしてるんですが、「デザイナーがクライアント(特に大学関係)とのコミュニケーションで困ること」がいっぱいです。
はい、正直今回は愚痴です。すみません。まだまだ「仕事の進め方」がうまくないのでこんな状況になるんだとは思いますが、良かったらご一読ください。

1.「目立つようにしてほしい」

まずはこれですよ。なんか知らんが、とにかくでっかく、目立つようにしてほしいと言われる。
「全部でっかく、目立つようにしてしまうと、どれが重要かわからなくなりますので〜」とか言って回避してますが。どれだけ先方が納得してくれてるのか不明です。

2.「白いところが多い」

これもよく言われます。余白恐怖症。わかります、けどね。これは先方に意図を説明しにくいです。「こちらのほうが見やすいと思うんですが…」というようなことしか言えないです。うまくないですね。

3.テキストが後から変わりまくる

特にポスターなどでは、テキストはデザインの重要な要素です。文量が変わればデザインも最初から変わります。最初に「これで全部ですよね?」って聞いて「はい!」と言われたのに、なんで最初の3倍くらいのテキストが詰め込まれてるんですか?
でも、これは仕方ない、とは思います。シンポジウムですからね、関係各位からの情報が色々変わっていきます。

4.前回打ち合わせで言ったことを忘れて、元に戻そうとする

色変えろって言いましたよね、前回。で、また元に戻すと?
そういうの、よくあります。ここはもうニッコリ笑顔で「はい、承知しました〜」と言うしかないですね。

5.見慣れたデザインから離れられない

テキストが増えたりすると、イチからデザインをやり直したりしますが、そのときに見た目が大きく変わってると拒否反応示すんですよね。メールでデザイン提案してるので、デザインを新しくしたときに意図をうまく伝えられない、ということが原因のひとつだと思います。文章力のなさ、ですかね。
デザインがあまり変わらないままテキスト等が追加されていくので、「どれだけ拒否反応を示さずに、ちょっとずつ整理していくか」みたいな変な仕事になってきます。

僕はまだまだデザイナーとは呼べない代物なので偉そうには言えませんが、次仕事するときは上記のようなことはなるべくスムースに進められるようにしたいものです。。。

2012年7月16日月曜日

[Mac] Lionで移行アシスタントやってみた

新しくMacbook Air 13 inch を購入し、これまで使っていた Macbook Pro から環境を移行しました。

今回気になっていたのは、仕事で使うAdobe製アプリケーションのライセンスです。
すでに2台入れてあるので、1台分ライセンスを解除してから移行する必要がありました。

[参考]
Apple: OS X Lion:移行アシスタントを使って別の Mac からファイルを転送する方法

Sky+: Mac移行アシスタントを使って2台のパソコンにAdobeソフトを入れるメモ
※特に、「下準備」の項目

移行アシスタントが完了して、しばらく使ってみたところ特に問題なさそうなので、やったことを簡単にメモしておきます。
[2012-07-16 追記]  問題ありました。詳細は後述。

使用したもの

 手順

  1. 移行元でAdobe製アプリケーションの認証を解除。
    [参考] Adobe: ライセンス認証を解除する
  2. 移行元、移行先、どちらも電源につなぎ、起動。
    移行元のコンピュータがスリープしないように設定(上記Appleのページ参照)。
  3. Thunderbolt-Ethernet アダプタを介して、移行元と移行先をLANケーブルで接続します。
  4. 移行先で操作を進めると、ネットワークにつなぐ設定画面が表示されます。
    ここでWiFi等でインターネットにつなげてもいいんですが、移行アシスタント使用時にWiFIが優先的になるようです。WiFIだと時間がかかりそうだったので、私はLANケーブルでやることにしました。この場合、インターネットには接続しないので「ネットワークに接続しない」を選択します。
  5.  移行アシスタントの設定画面が表示されたら、「別のMacから」を選びます。ここらへんの設定はAppleのページにスクリーンショットとともに詳しく載っています。
  6. 移行する項目を選択
    今回移行するものはほぼすべてですが、MBAの容量が大きくありませんので、「ピクチャー」「ミュージック」「ビデオ」は外しました。移行したのは以下です。移行ファイルの総量は130GB程度になりました。あまり考えずに買ったのですが、256GBバージョンにしておいて良かったです・・・。
    1.  ユーザに含まれる一部のファイル
    2. アプリケーション
    3. 設定
    4. ほかのファイル
  7. 「続ける」をクリックしたら、後は待つだけです。私の場合は約6時間かかりました。

移行してみて

移行先のMacbook Airで現在これを書いてますが、「移行」のレベルの高さに驚いています。アプリケーションやファイルが引き継がれるのは想定していたのですが、便利なのはアプリケーションの設定ですね。
  • アプリケーションのデスクトップ割当
  • Twitterクライアントのアカウント設定
  • ブラウザで開いていたタブ
などなど、ファイルが同期されただけでなく、「パソコン買ったら最初にしなくちゃならない設定やインストール」がほとんど何もなく、移行元でしていた作業がそのまま継続できる感覚です。エクセレント。
そうそう、気にしていたAdobe製品も問題なく動きました。
[2012-07-16 追記] Dreamweaver CS5 が動作しませんでした…。 「Could not locate the Resources file in the configuration folder. 〜」と表示されます。ライセンス関係の問題ではなさそうなんですが、現在調査中です。「再インストールしても駄目だった」という記事がネットでいくつかあったのでちと不安です。
<やってみたこと>
→ 結果、ダメです。どうしよう。
(後日談)Macbook Proをリモートディスクとして、再度ディスクからインストールし直すと使えるようになりました。面倒ですが、他の移行作業はほとんど自動でやってくれたのでトータルで考えればやっぱり移行アシスタントは便利ですね。
ちなみに初めてアップルストアで購入したのですが、最後にスタッフの方が「楽しんでください」と言ってくれました。量販店で買うと「ありがとうございまし た」ですが、「楽しんでください」と言われるのはとても新鮮でした。顧客の体験を最大にするという意思がそんなところにも感じられました。量販店や価格.comで買うのも良いのですが、少々値がはったとしてもこういう体験を買うのは気持ちいいことですね。